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Metal Zone(MT-2)の改造をやってみた(MT-2 MOD)

リサイクルショップで、BOSSのMT-2が2,980円で売っていたので衝動買いしました。

 何度か使ってみて歪み最高!と思いましたが、もろメタル系の音質なので使いづらいと感じていました。

歪みに特化させた味付けなのか、特にダイナミックレンジが今一つで、DISTつまみを絞るとコモッタようなクセのある使えない音色でした。

 

偶然、ネットで改造動画を見つけたので、改造してみようと思い立ちました。

 

色々な改造のパターンがあってどれを採用しようか迷いましたが、まずはコンデンサを取り外すだけの初歩的な改造を試してみることにしました。

ノーマル状態との比較ができるように、まずはスイッチを取り付けることから開始です。

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 ふたを開けてトグルスイッチが収まる所を探しましたがここしかないと思い、早速「エイヤー」と勢いでドリルで穴開けです。

注意点は、クリアランスがほとんどないので、スイッチが収まる位置をよく考えてから穴を開けないといけません。

また、穴開け時は金属の切り粉がケース内側にも出るので、内側の穴あけする部分に粘着テープを貼って養生してから作業しないといけません。

 

この穴の位置は、自分で考えて決めたんですが、内部スペースの制約上ほとんど決まってしまうので、結果、皆さんと同じ位置にスイッチが付きました。

 

スイッチに配線して、ケースに取り付けた状態です。

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取付けたスイッチ近くのメイン基板に電解コンデンサが立っていたので、念のため絶縁テープをスイッチの端子に貼り付けました。
また、スイッチがLEDの付いている基板とちょっと干渉してしまったので、LED基板の角を少し切りました。
 
他の皆さんが行っている改造は、他の抵抗器やコンデンサの値変更や、クリップダイオード部分の部品変更を行っていますが、自分の今回のお試し改造はフィルムコンデンサ(C35)の取り外しだけです。
 C35の箇所は、基板裏側の黒色ペン印の部分です。
このコンデンサの片足だけを取り外してスイッチでC35有り無し状態の音色を比較できるようにしました。
 (他皆は、このスイッチを使ってダイオードの選択を切り替えている。)
 
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スイッチからの配線はこんな感じ。
 
このC35は入力段近くのゲインアンプ部分の周波数特性を制限しているコンデンサの様ですが、これを取り外すことによって特性を改善できるようです。
 
本来、次段アンプ部のC25を同様に取り外すことの様ですが、今回自分はC35だけでC25は取り外しません。
 
これで今回の改造は終了しました。
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さて、音色の変化を確認してみました。

 

C35を取り外した状態で、写真のセッティングで弾いてみると・・・

あら不思議!

霧が晴れたように、高音域が出て奇麗なクリアートーンです。

強くピッキングすると歪む感じで、Good!

DISTつまみを時計方向に回していくと、元のMetal Zoneの音色と変わらない感じです。

あくまでもDISTつまみ最小時の変化の様ですが、自分としては好みの音色に変化しました。

 コンデンサの取り外しだけなので、覚悟を決めたらスイッチは取り付けず、ニッパーでコンデンサの足をカットするだけのお手軽改造だと思います。

(まあ、お約束の自己責任と言う事で。)

 

そのうちに、C25やその他の改造もやってみたいと思います。