もう、かなり以前の事だけど、訳あって自動車が使えない時期があった。
通勤距離は片道33km。その往復距離を一ヶ月間マウンテンバイクで通ったことがある。
一日66km、一週間で330km。一ヶ月で1,320kmを走ったわけだ。
通勤だから、土日以外は嫌でも毎日走らなければならない。
しかも遅刻するわけにもいかない。
通勤経路に峠こそはないけれど、適度な上り下り坂が何箇所かある。
朝はタダでさえ忙しいし結構な距離なので、家を出発すると何故かあせっている。
最初の頃は、通勤時間がどれくらいなのか読めないってこともあって33kmを結構なハイペースで走った。
慣れてからもノロノロと走る感じじゃなく、少しでも早く到着したいと言う気持ちで毎日忙しく走っていた。
帰宅時も夕暮れから夕闇になるので、急いで走っていた。
途中で中学校に向かう自転車の中学生を追い越し、同じ方向に走っている車やオートバイなどと無駄に競い合ったりして片道1時間30分くらいで通勤していた。
走り始めて２～３日で筋肉痛が出始めて、半月も過ぎた頃、上腕と大胸筋、太腿、そしてふくらはぎがパンパンになってきたことに気付いた。握力も強くなった。
一ヶ月間走り続けた頃には、かなり筋肉質の体型に変化していた。
実感したことは、毎日運動を続けることで確実に筋肉が発達するってことだ。
また、ある程度強めの負荷をかけて、それを持久力が必要なくらいの時間行うと効果的に体が鍛えられるってことだ。
一般的に言われているトレーニング理論だが、身をもって感じることができた
足で走る長距離走についても、同じようなことが言える。
２年前まで、昼休み時間中に毎日５kmのランニングを欠かさずしていた。
一年に一回だけど、十年以上フルマラソンの大会にも出場していた。
最近、また少しずつ走ろうかと思い、昼休みに走ってみたら、すぐに息が上がってしまい体がきつくて走れない。
「こんなはずじゃない。」と思いながら走ってみても、１kmも持たずに歩いてしまう。
走るのをやめることによって、こんなにも持久力がなくなるのかと痛感した。
今は２kmを走っている。
完全復活は無理だろうが、昔取った何とやらで、ずっと走っていた時期があったお陰かだいぶ勘が戻ってきた感じはする。
継続は力なりを実感した。
続けるコツはタダひとつ！
サボる理由を考えず、毎日食事を取るように、毎日会社に出勤するように、とにかく機械的に休まず続けること。ひたすら続けること。習慣化してしまうこと。
これがよい結果を生むのだと思う。
